旧市民会館凸 -
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9630373
静形鍛刀CPで鶴丸国永君が優勝したので鶴丸君スレ書きました。
自分のやりたいことを書ききれて達成感がいつもの倍くらいありました。
今回は鶴丸君をハッピーエンドに導けたんじゃないかなと思います。
諒禾市民会館周辺の大雑把な地図:
https://privatter.net/i/2701236
意味がわからなくて怖さを感じない:
ごめんぴょん☆(ゝ.δ)
一連の事件について:
最初に起きたのが『諒禾演劇サークル殺人事件』。
旧市民会館の雑木林で演劇サークルの女性二人が殺される。
演劇サークルが直前に公演した偶語心中という劇で沙和と瑶苡を演じていた二人で、殺害方法も劇中のそれぞれの死に方に酷似していることから呪いや祟りだという噂が流れた。
この殺された二人は幼馴染で、幼稚園の頃から付き合いがある。
瑶苡役を演じた女性は要領が良くて男ウケもする、両性から好かれるタイプ。沙和役を演じた女性は昔から瑶苡役に利用されるような生き方をしてきた。
自分の友人は瑶苡役の友人でもあるため、瑶苡役と縁を切ることは孤立を意味する。また、小学校時代に瑶苡役と些細なケンカをしただけで、瑶苡役の肩を持つ生徒からイジメを受けたトラウマもあり、瑶苡役の言われるままに搾取されて生きてきた。
金銭などを巻き上げられるようなことではなく、瑶苡役は証拠が残らないことや、良心や優しさにつけこむこと、同調圧力で了承を得るようなことで沙和役に何かをしてもらっていた。あくまで沙和役が「自分で引き受けた」形になるため、はっきり「瑶苡役が悪い」とはならない。
沙和役は「利用されている自覚」を持っていたが、誰からも好かれる瑶苡役のおまけとして友人の輪に入れてもらっている卑屈な認識もあったのであきらめて生きていた。
偶語心中の脚本を書いたのは沙和役。
しかし瑶苡役が「自分が書いた」ものとしてサークルの代表に提出した。
沙和役が脚本を提出した時にそれが発覚し、しかし代表と瑶苡役は口裏をあわせて「一週間前には瑶苡役は脚本を提出していた」「偶然同じような話になっただけじゃないか」「そもそも第三者から見れば、提出が遅い沙和役の方が盗作したように見える」と言われる。他のサークルメンバーも表立ってどちらかの擁護はしなかったがなんとなく瑶苡役側の肩を持つような雰囲気があり、沙和役は泣き寝入りした。
全ての公演が終わった後、代表と瑶苡役が「フケ顔のブスより瑶苡役が書いたことにした方が客入りが良い」みたいな話をしているのを沙和役は聞いてしまう。
今まで積み重なっていたものもあり、沙和役は雑木林へ瑶苡役を呼び出して殺した。
その時のやりとりが、鶴丸の携帯端末へ送られてきたメール。
沙和役は瑶苡役が足元に転がっているのを見て、今まで自分にとって瑶苡役は女王であり、支配者であり、絶対的な存在だったのに、ただの人間だということに気が付いて目が覚めた。
(あなたは独裁者だと思っていたのに)「なんだ。」
「瑶苡さん、心中した二人は来世で双子として生まれるのですって。私達、来世でも(誰より長い時間ずっと)一緒に生きましょうねぇ。」
この後、二人は生まれ変わるまでの間、雑木林で延々殺し殺されを繰り返している。
そこへ不正売買で後藤藤四郎を購入した男が、後藤の本体を捨てた。
男は同じく不正売買でへしきり長谷部を購入した男が「気が触れて入院した」のを聞いて怖くなり、もう滅多に人が来ない雑木林に後藤藤四郎を捨てた。
中途半端に霊力が入って「後藤藤四郎になることは確定してるしうっすら意識もあるけど顕現は出来ない依代刀」だった後藤の本体には隙間があり、瑶苡役の魂が入り込んでしまった。
後藤藤四郎の「本丸へ帰りたい」という思いと、瑶苡役の「ここから逃げ出したい」という思いが同調し、たまたま諒禾市民会館の催し事に来ていた審神者の荷物に紛れて本丸へ帰った。
その審神者が本当にあった本丸な話の>>68.。
瑶苡役は沙和役に繋がれているため、後藤藤四郎の刀を媒介に沙和役の怨念ぱわーが本丸へ流入。
審神者が影響を受けて能面に追い回される夢(これは厳密には沙和役の怨念ぱわーにあてられて審神者の脳内で構成された夢で副作用のようなもの)を見たり、刀を探させられたりした。刀を探したのは後藤に呼ばれたから。後藤が本丸に居る審神者ほど影響されやすい。後藤がどんな刀が知ってるから。
後藤藤四郎の本体は浄化役コンビによって発見され、政府へ回収される。
後藤藤四郎の気配が希薄で瑶苡役の魂自体が「後藤藤四郎の気配」と勘違いされたため、依代刀を目撃した誰もが気付けなかった。依代刀の浄化を行う際も、瑶苡役の魂は後藤藤四郎の霊力だろうと勘違いされて、怨霊ぱわーだけ祓われた。
石切丸あたりがよく見たらわかったかもしれないけど、刀の中にその刀剣男士の霊力があるのは普通のことなので見落とされがち。
で、依代刀だけど後藤藤四郎の気配がある???となって、人事部署へどこの本丸の刀なのか調査依頼に出されることになる。
依代刀を運ぶ道中で再びじわじわ滲みだしてきた沙和役の怨念ぱわーで、運んでいた浄化部署の事務員の意識が乗っ取られ、褒章用の刀を保管する場所へ置かれる→D本丸へ…という流れ。
D本丸審神者が見た、拾っちゃダメなもの:
ラストの後藤藤四郎のお守りを拾おうとした鶴丸が見えた。
そのお守りを拾うことで、鶴丸が恐ろしいことになると感じて大泣きした。
ドロップした御手杵はたまたまタイミングが重なっただけで、普通の御手杵。
その後藤は違う後藤:
熱でアウトプットがうまいこといってなくてなぞなぞ過剰になってる。
担当職員が持ってきた後藤藤四郎は違う本丸の後藤藤四郎で、返してほしがってる人(E本丸一同)がいる。
偶語心中:
鶴丸にメールで送られてきたのは沙和役と瑶苡役のやりとりを脚本仕立てにしたもの。
本来の終わり方は一番最後に書いてあった方。
あらすじ。
大学教授の度と、沙和は大恋愛の末に婚約する。
しかし結婚式前夜に沙和は事故で死んでしまう。
度はそれ以降、恋人も作らずに生きていたが、沙和の死から三年後に元教え子の瑶苡から告白される。
沙和が忘れられないからと断っていた度だったが、瑶苡がどことなく沙和に似ていることや、瑶苡の片親である父親から「娘をよろしくお願いします」と頭を下げられたこと、塞ぎこむ自分を瑶苡が献身的に支えてくれたことなどから一年後に瑶苡と結婚する。
結婚後しばらくして、度の周囲の女性が能面の女に右手を切りつけられる事件が起こり始める。
沙和が事故で亡くなった際に右腕が切断されて今も見つかっていないため、沙和の怨霊の仕業ではないかと親族は噂する。
度は馬鹿げた噂だと思っていたが現に怪我人が出ていたので、夜遅くに帰宅するという姪の門月を心配して迎えに行く。
門月と歩いている時に能面の女と遭遇する。
左手に包丁を持ち、度を見るなり「御前さん」と呟いて消えた女に、門月は「沙和義姉さんだわ」と言い出す。沙和は左利きであり、度のことを「御前さん」と呼んでいた。
度は「沙和はもういない」と返し、門月を家まで送り届ける。
度が自宅へ戻ると、瑶苡に出迎えられる。
門月は元気だったかと他愛もない話をふる瑶苡へ、度は「子供の頃に手を切ってから、沙和は包丁だけは右手で握るのだ」と言う。
瑶苡は隠し持っていた包丁を己の胸へ突き立てて自害する。
終わり。
瑶苡は度に能面の女が自分だと気付かれたのと、度が沙和のことを現在進行形で話したことに絶望して自殺した。
門月に「沙和はもう居ない」と返した通り、度自身は沙和をまだ引きずっている部分はあるものの、瑶苡を伴侶として生きていく想いがあった。
瑶苡が能面の女として度の周囲の人間を襲ったのは沙和に憑かれたからなのか、瑶苡自身の意思だったのかは作中では明かされない。
行かないで:
私をあの場所に連れて行かないで
お前が悪い:
沙和役がずっと言えなかった言葉。
悪くないように振舞っているけれど、お前が悪い。
能面ちゃんが見てる!能面ちゃんが鶴丸君を見てるぞ!:
沙和役のテリトリーである雑木林に後藤藤四郎の依代刀が持ち込まれたことで、瑶苡役の魂は引き剥がされた。
瑶苡役は再び延々殺される存在に戻り、沙和役は再び延々それを見る存在に戻った。
瑶苡役が刀から引きずり出される際、沙和役の怨霊ぱわーも同時に刀から抜け出て、持っていた鶴丸の中を通り抜けた。そのせいで沙和役に同調し、彼女が感じているものを見せられた。
スレ中で青江たゃが「お前が悪い」という音声に憎悪などはなくむしろ穏やかだったと言っていた通り、沙和役はもう瑶苡役や他のものに対して怒りも憎しみもない。自分と瑶苡役の魂が生まれ変わるのを心穏やかに待ち続けている。
ただし瑶苡役の魂へ執着しているため、今回のように引き離されると怨霊ぱわーが発揮される。
鶴丸君が見ていたのは怨霊ぱわーの残響みたいなものなので、おおくr新人魔女ちゃんが居なくてもいずれ正気を取り戻せた。
町なのに市民会館?????????????????:
諒禾町は数十年前に周辺の町村とまとめて合併して市になる予定だったんですが、区画整理だとか地域開発だとかが割り込んできて先送りになるうちに合併しないまま現在まできてます。
合併予定期間に諒禾町に市民会館が作られました。
最後の後藤君どういうこと:
深夜まで政府施設でおしごとえらいね