人形屋敷凸 -
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8921272
スレ主がスレに書いたことは全てが事実だとは限らない、というのを書こうと思って書きました。
設定書失くした状態で書いているので、書き忘れが出るかもしれないけど、きっと心優しい閲覧者の方がコメント欄で「これについての解説抜けてますよ」って教えてくれるから大丈夫^◯^
凸スレ:
普通に読めるひとと、文字バグって見えるひとがいる。
どちらの見え方が正しいとかはない。どちらも正しいし、どちらもおかしい。
>>2の安定君とか>>125の石切丸さんなんかはバグって見えてる。人間が見たら確定で文字化け、刀剣男士は体調とか環境とかで変わる。同じ名前の刀剣男士でもバグって見えたり普通に見えたりする。御神刀だからとか加州清光だからとかは関係ない。
刀キャプター清光君:
刀剣売買に利用された審神者の初期刀。
本当は普通に刀剣男士の励起が行えるのに、人事部署の本丸担当役人に「励起に必要な霊力が備わっていない。修行で霊力は高められるので、十分な霊力が備わるまで修行に影響がでないように刀剣はこちらで預かっておく」と言われて役人に加州以外の刀剣を預けていた。
審神者は親から虐待を受けていたところを担当役人に救われて審神者になったため、その言葉を疑うことはなかった。
加州は「政府の助けを借りて」励起できたと思っていた。
担当役人に回収された刀は不正に売買されていた。審神者が「自分の刀が見たい」と言ってきた時用にダミーの刀剣(わけありで回収されてきた他本丸の刀剣)を用意してあったが、審神者は役人を信用していたので言わなかった。
ある日、所用で政府施設へ来た際に大典太光世を買った男に「この刀剣を励起するように」と言われる。
審神者は初対面なので男のことは知らなかった。しかし男が差し出した刀は己の刀剣であると感じる。
もしや他の役人が励起をせっつきにきたのだろうか、と自分に励起は出来ないと言ったら「自分の刀剣が励起できないわけないだろう。なんなら更に金を上乗せしてもいい」とか言い出して、担当によって己の刀剣が売り捌かれていたことが発覚する。
こんちゃんもその場にいたので、男は即確保。役人狩りが始まる。
恩人に裏切られた、不正の片棒を担がされていた、己の刀剣男士にとんでもないことをしていた。茫然自失のまま光世を取り戻した審神者は、光世の本体に触れた瞬間に光世の感情を感じ取る。
寂しさや刀剣男士として刀をふるえないことへの不満、主を騙した役人への怒りなど色々な感情の中で一番大きかったのが「主の下へ戻れて安心した」という気持ちで、愛しさと切なさと心強さが爆発した審神者はその場で光世を励起する。
しかし不安定な精神状態で励起を行ったせいで霊力が暴走し、それを収めるために加州が主の霊力の器となって暴走してあふれ出た霊力を引き受けた。審神者は昏睡、加州も審神者の霊力とリンクした状態になったためにつられて顕現を解いて眠っている状態に。
少しずつ審神者に霊力が戻っていって、完了したらふたりとも目覚める。
最近になって清光は意識だけ取り戻せたものの、誰にも見えないし声も届かないので光世ちゃんの端末で脱出ゲーやったり、クソ役人の断罪大会に参加して「情けをかけるなー!腹を切らせろー!」と野次ったり、主が起きたら政府ちゃんのお金で行きたい旅行先を厳選したりしてる。
主の傍に常に自分の本体があるので、何かあったらすぐ主のところへ戻れるため割と意識(というか霊力の一部)は色んなところに行ってる。
クソ役人にはブチぎれてるし5,60発殴りたいけど、人の法で死ぬより惨い刑罰が盛られていく様を見ていたらやや引いてきて、役人に思考を割くより主のことを考えようってきもち。絶対許せないしザシュッてしたいけど、いまは主。
そんなわけで「自分を励起した瞬間にぶっ倒れて昏睡した主」という絶望からスタートした光世ちゃんが、己の責任の取り方として「不正売買された刀集めをする」と立ち上がった時に心配でついてきてた。
スレ立ては話し相手が欲しくてやった。
いつもは光世ちゃんの端末使うけど、光世ちゃんは政府に連絡をとるために端末使うから、自分の端末使った。
結果、引継ぎで新たに担当役人になった人のSAN値がごっそり行った。
スレ内では清光主導で何か行っているような描写がされているので、清光が光世とこんのすけに見えていなかったらこの部分おかしくない?ってところがいくつかある。清光の書き方の問題でそうなっていて、実際は清光なしで進んでいる。
たとえば人形のショーケースを開く刀剣会議のシーンは、
ペーパーホルダーにあったメモを見て「さっきの人形の足元にも似たような紙があった」と気付いた光世が人形の部屋へ戻り、でもマネキンがショーケースに片手おいてる……どうすんだよこれ……開けてもいいのか……?とこんちゃんと相談している時に、一人でにショーケースが開いてこんちゃんが悲鳴を上げた
というシーンを清光が自分も参加してる風に描写した。
人形屋敷:
審神者が鍛刀した刀剣を担当役人へ渡す時、少しでもはやく修行を終えて迎えに行くから待っていて欲しいと祈りをこめていた。その時に少量の霊力が流れこんでいた。
結果、顕現こそ出来ないものの半覚醒程度の意識は有する状態で刀剣売買が行われた。
縁起屋敷の恩恵を受けられるのは人間だけではなく、神霊や妖者にとっても力のある土地として認識されている。
しかし人を主とする屋敷に悪いおばけは入れないので手出し出来ない。
そんなところへ心あるものを宿す器である刀剣が「中途半端な覚醒」の状態で、とある屋敷へ持ち込まれた。依代として機能してはいるが、宿っているものとの繋がりが不完全で隙間がある。その隙間に紛れて屋敷に入り込んだのが、人形屋敷の怪異。
しかし刀剣を使って入り込んだはいいものの、不完全な覚醒状態とはいえ付喪神に触れてしまったことで長谷部の影響をかなり受けた。刀剣を買った男を「主」とし、屋敷内で護衛をしたり出迎えをしたり部屋の片付けをしたりしていた。ところが「主」はマネキンを置いて、長谷部に洗脳された怪異ちゃんが立ち入れない場所をどんどこ屋敷内に増やしていく。しかも自分に役割を与えず、存在すら無視される。
男が主であることを不満に思っていたら、精神病んだ男が屋敷を出て、妻子や使用人も居なくなった。そこで件の「あとは待っていればいい」のメモを書いた。
この時点で長谷部が霊力切れを起こして眠りにつく。
怪異は洗脳が解けて、屋敷の所有権を手に入れた。屋敷は見事、おばけ屋敷に。
光世ちゃんが来た時に長谷部と同じ刀剣だと感じ取り、あのわけわからん刀持って帰ってくださいって誘導してる。
この怪異ちゃんは個ではなく、一つの大きな現象に様々な似ている現象が寄り集まった怪異。類語辞典の親項目と子項目みたいな存在。なので、全部が全部光世ちゃんを誘導するわけではなく、悪戯にビビらせたり泣いたり手叩いたりしていた。
サンルームで窓バンしてたのは屋敷に入れなかったおばけ。
屋敷の主人にしか謎の男が見えなかったのは、へしきり長谷部の主だから。
刀剣の不正購入者をどう思っているかは刀剣によって異なる。
光世ちゃん→主に十分な霊力があるのは分かっていた。売られた後で役人が主を騙していることに気付き、購入者も役人もこの世界もクソって思っていたので主は審神者だけ派。
長谷部君→事情があって一時的に他人に預けられたと捉えた。今は購入者を主にしているが、審神者がいずれ迎えにきたら審神者に仕えるつもり派。
屋敷の主人に見えていた謎の男は、人間の脳を通して人間でも見えるように変換した姿の怪異ちゃんの主核。長谷部の姿ではない。
マネキンを置いた場所に立ち入れなくなるのは、長谷部に引っ張られて「依代に宿る性質」を持たされているせい。マネキンに重なったらそれが己の依代(本体)になってしまうので避けていた。
しかし怪異ちゃんが目撃されることとマネキンが置かれることが繰り返されるうちに紐付いて、マネキンの怪異も怪異ちゃんのひとつになった。
長谷部君はどぉなっちゃうの?:
政府に持ち帰られて検査されて審神者のところへ戻されます。
審神者が目覚めて励起させたら元気いっぱいに顕現してくれます。
メモ:
五月十九日
ずっと見られている。どこに居ても。
見えないはずの場所へ、見えないはずのものが見える。
外から戻ってきた時に、食事を摂っている時に、眠っている時に、こちらを見る男が居るのだ。
あんな男は知らない。
使用人にも居ないことは何度も確認した。
振り向いても見えないが、見られている。
視界の外側に、見知らぬ顔の男が立っていて、こちらをずっと見ている。
五月二十四日
あることに気が付いた。
一階の倉庫に居る間は男の気配が消えるのだ。
倉庫へは入ってこれないのか。それとも倉庫に何か、あの男を退けるようなものがあるのか。
倉庫など滅多に入らない場所であるから、私にはまったく見当がつかない。
手がかりを求めて倉庫を探し回っていたら妻に怪訝な顔をされた。
妻にはあの男が見えない。娘にも息子にも。使用人も気付いている素振りをする者は無い。
何故、私にだけ
五月二十五日
今日も倉庫を検めた。
戻ってくるなり倉庫に入り浸るので、使用人に自分が探そうかと気を遣われた。
しかし何を探すべきなのか、私にも分かっていなかった。
試しに「この倉庫にだけ置かれているものはあるか」と聞いてみた。
使わなくなったものが幾つか仕舞い込まれていたが、これといって特別なものは無かった。
しかしその後、入り口付近の箱を確認しようとマネキンを動かしたら、男が現れた。
妻のクローゼットに一時期置かれていたものらしいが、まさかこの人形が?
試しに書斎の、いつも男が現れる位置に置いてみた。
男は現れなかった。
五月二十九日
男が消える場所と、消えていない場所がある。
試しに男が消えた場所の人形と消えなかった場所のマネキンを入れ替えてみたが、変化はなかった。
何が違うのだろうか。
六月一日
男の現れる位置に男と同じポーズを取らせたマネキンを置くと男が消えることがわかった。
これでもうあの男に悩まされることはなくなる。
妻に気味が悪いから片付けるように言われたが、あの男が現れる方がよほど気味が悪い。
しばらくしたら完全に消えるかもしれない。
そのままにしておくようにと言った。
随分とぶりに一人で生きている。
六月二日
今まで現れていなかった場所に男が現れた。
マネキンを置いたら消えた。
妻に幻覚はストレスのせいだろうと医者へかかるように言われたが、私はどこも悪くない。
むしろあの男のせいでノイローゼになりそうなくらいだ。
六月三日
柴騨に事情を話した。
気分転換に旅行にでも行ったらどうかと言われた。
家の主が何日も家を離れるわけにはいかない
月 日
マネキンを置いた
男が見ている
マネキンを置いた
男が見ている
マネキンを置いた
マネキンを置いた
マネキンを置いた
マネキンを置いた
置いた
置けない
置けない
見るな
月 日
見るな
月 日
あの男が居なくなった
あとは待っていればいい