刀剣男士とオカルトと審神者9 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12523248 七不思議特集だよ〜^◯^
今回はひとつの怪異を軸にしてお話が展開していってるので、先に件の七不思議の設定書を公開してから各話の設定に移りたいと思います。
長くてややこしので頑張って下さい。私が。
日歳(ひぜ)小学校の廃校:15年前
古城本丸の放棄:9年前
■古城本丸と日歳小学校及び周辺学区について 古城本丸と日歳小学校学区は現世と本丸位相とで同じ座標にある。
特別な理由がない限り、本丸位相は同座標の現世環境を地盤にして作られる。
この二つも同様に日歳学区側が古城へ影響したが、その中に怪異が含まれていたため古城は放棄されるに至った。
この古城側に入り込んだ怪異というのが『日歳小学校七不思議』である。
放棄後、一応封鎖本丸という扱いにはなっていたがどこからか本丸IDが流出し、心霊スポットとして審神者や刀剣男士が検証を行った。検証により霊的な行為を繰り返されたのである。
さらにその後、少子化により日歳小学校が廃校となり、人の手を離れる。こちらでも日歳小学校七不思議を肝試しで行う者がおり、人間が遠ざかった場所で霊的な行為が繰り返されて霊域化した。
結果、本丸位相側の古城七不思議が現世側へ逆流し(霊域化により境界が不安定になったため)、古城で変異した七不思議が更に悪化して範囲を広げる形になった(古城に合わせて変異した七不思議が、逆流した現世側に合わせて再び変異する際、古城の敷地が小学校よりも広いので校外のものに対応した怪異が出た)。
つまり小学校側で発生した怪異が、古城で培養され、本丸位相を母体とした新たな形態となって、日歳学区へ新たに広まった。
なお一連の怪異の行き来の背景には、座標が同じであること以外に、日歳は漢字の音が「ひさい」で「被災」と同じため、怪異が広まりやすい性質を持っていたこともある。
日歳小学校七不思議→古城本丸七不思議→日歳小学校学区七不思議。
■日歳小学校七不思議について【日歳小学校七不思議】
一
音楽室の楽譜棚に、表紙が真っ赤な楽譜がまじっていることがある。
それは呪いの曲で、演奏すると女の子に首をしめられて殺される。
二
放送室の開かずの部屋には机と椅子があって、たまに女の子が座っている。
女の子はうつむいたまま机に向かってじっとしていて、しばらくすると消えるという。
もし開かずの部屋ではなくて手前の部屋で女の子を見てしまうと、首をしめられて殺される。
三
図工準備室のどこかに首のとれた粘土の人形がある。
その首に触ると卒業までに首がとれて死ぬ。
四
校長室に飾ってある代々の校長先生の写真のうち、とある一つを逆さまにして飾ると、
写真の中の校長先生の頭がつぶれてぐちゃぐちゃになる。
昔、屋上から落ちて死んでしまった校長先生がいるらしい。
五
四年二組の先生用の机の一番大きな引き出しを2回開け閉めして、
「マサギハナコさん、見つけた」と三回言ってからもう一度引き出しを開けると、
中に女の子の生首が入っている。
六
職員室の隣にある備品室は、昔は宿直室だった。
ドアを入ると左右に棚がある狭い通路があって、その先に畳の部屋がある。
そのどこかの畳の下に女の子が埋められている。
七
昔、五年生の女子が屋上から飛び降り自殺をした。
いじめのせいだと言われているが、本当は宿直の先生に首を絞めて殺され、校長先生がそれを隠すために
女の子の死体を屋上から落とした。
以上が現在伝わっている日歳小学校七不思議である。
教師により四人の女生徒が殺害された。
一人は首を絞めて、もう一人は手足を縛って生き埋めにし、もう一人は屋上から落とし、もう一人は図工室で生きたまま首を切断した。
殺害された四人の生徒は問題児で、犯人の教員に対し日常的にいじめを行なっていたとされる。この事件は猟奇的な内容であることや未成年による教員への加害などの要素があったためか、あまり大々的な報道はされなかった。なお、このいじめに関しては小学校側の発表である。
事件の責任を取る形で当時の校長は辞任し、次に就任した校長が、事件を隠蔽するため日歳小学校七不思議を作り広めた。
ところが、その過程で怪異の変遷が発生した。
変遷したのは③④⑤⑥。
後続の校長が作った七不思議ではどの項目でも女生徒は「首を絞めて殺されて」、⑦で「首を絞めて殺された"一人の"女生徒の呪いだ」と締め括られる形だった。
それなのに、三人現れた。
■怪異の培養 校長が七不思議という一括りのものとして怪異を定義づけたため、殺された四人の生徒は一括りの怪異となった。
また、七不思議は儀式怪談であるので、『霊的な儀式を繰り返させる』性質を持つ。これがどういうことかと言うと、別の場所、今回の件でいえば古城へ怪異が移動した際、自身の儀式が繰り返されるよう怪異は古城に適した形に変異したのである。
【古城本丸の七不思議】
一
談話室の棚に真っ赤な表紙のピアノの楽譜が稀に並んでいる。
演奏すると女の子に首を絞められて殺される。
二
大食堂の椅子は壊れていたり、脚が折れて倒れていたりするが、
一脚だけ完全な形で残ってテーブルの前に置いてある。
その席に女の子が座っているのを目撃すると、首を絞められて殺される。
三
北側大広間にある天使像は首を切断されている。
その首を体に元どおりに乗せると、自分の首が落ちて死ぬ。
四
軍議室のホワイトボードに、殺したい"人間"の写真を上下逆さまに貼ると、
写真の頭が潰れてぐちゃぐちゃになる。
一週間以内に本人もそうなる。
五
古城から戻ってきた後、自分の部屋で鏡に向かって
「マサギハナコさん、見付けた」
と三回唱え、目を閉じて開くのを二回繰り返す。
鏡に女の子の生首が映ったら、古城の呪いを連れ帰ってきている。
六
夜警当番用の詰所は、床の一部が剥がされて地面が見えている。
穴を覗き込むと、少し奥に落とし穴のようなものが掘ってあって、
穴の縁へ指で引っ掻いた跡のような細長い窪みが無数にある。
七
数年前、この本丸の審神者が最上階から飛び降りて自殺した。
しかし本当は何者かに絞殺され、それを隠すために落とされた。
小学校の特殊教室が本丸内の施設に置き換わったり、自殺者が審神者に置き換わったりと、環境に沿った形に怪異は変わる。
これは古城から学区に怪異が広がった際にも同様の現象が発生した。
そして一連の変異の最も大きなものは、霊的な力の高いもの(審神者や刀剣男士)による儀式行為の繰り返しにより怪異自体の力が強まり、『移動先に適した形へ変異するもの』だったのが『古城を母体とし、別の場所へ怪異を複製・変異するもの』になったことである。
日歳小学校
↓(怪異本体の移動)
古城本丸
↓(本体から複製された怪異の移動)
日歳小学校学区
変異の際、移動先がどんな場所であろうと大元の日歳小学校七不思議(変遷後)から大きく逸脱することはない。
これはこの怪異が、校長が作った七不思議から本来の四人の死を示唆した七不思議へ変遷する時に『七不思議を正しい形にする』を核として持ったからである。
この核へ、儀式怪談の特性が追加され、『七不思議が正しく生まれるための怪異』になった。
ちなみに日歳小学校の七不思議が廃校後に学区へ広まったことについて、地元では「廃校の七不思議が道連れを探して呪いの範囲を広げている」とされている。
■各七不思議の比較 小学校の七不思議は変遷後のもの。
一
【小学校】
音楽室の楽譜棚に、表紙が真っ赤な楽譜がまじっていることがある。
それは呪いの曲で、演奏すると女の子に首をしめられて殺される。
【古城】
談話室の棚に真っ赤な表紙のピアノの楽譜が稀に並んでいる。
演奏すると女の子に首を絞められて殺される。
【学区】
病院裏の廃品置き場に赤い表紙の楽譜が捨てられている。
演奏すると首を締められて殺される(自殺する?)。
二
【小学校】
放送室の開かずの部屋には机と椅子があって、たまに女の子が座っている。
女の子はうつむいたまま机に向かってじっとしていて、しばらくすると消えるという。
もし開かずの部屋ではなくて手前の部屋で女の子を見てしまうと、首をしめられて殺される。
【古城】
大食堂の椅子は壊れていたり、脚が折れて倒れていたりするが、
一脚だけ完全な形で残ってテーブルの前に置いてある。
その席に女の子が座っているのを目撃すると、首を絞められて殺される。
【学区】
日歳小学校4年2組の教室の中央に、机と椅子がひとつだけ残されている。
3区の展望台にある双眼鏡で4年2組の教室を見ると、その席に女の子が座っていることがある。
もし女の子を見てしまったら首を絞めて殺される。
三
【小学校】
図工準備室のどこかに首のとれた粘土の人形がある。
その首に触ると卒業までに首がとれて死ぬ。
【古城】
北側大広間にある天使像は首を切断されている。
その首を体に元どおりに乗せると、自分の首が落ちて死ぬ。
【学区】
日歳小学校学区3区の幼稚園の門にウサギの石像がある。
外されている頭を元どおりに直すと、首を切断されて殺される。
四
【小学校】
校長室に飾ってある代々の校長先生の写真のうち、とある一つを逆さまにして飾ると、
写真の中の校長先生の頭がつぶれてぐちゃぐちゃになる。
昔、屋上から落ちて死んでしまった校長先生がいるらしい。
【古城】
軍議室のホワイトボードに、殺したい"人間"の写真を上下逆さまに貼ると、
写真の頭が潰れてぐちゃぐちゃになる。
一週間以内に本人もそうなる。
【学区】
日歳小学校の校門から昇降口までの間にある掲示板に、殺したい人間の写真を逆さまに貼ると
写真の頭が潰れてぐちゃぐちゃになる。
一週間以内に本人もそうなる。
五
【小学校】
四年二組の先生用の机の一番大きな引き出しを2回開け閉めして、
「マサギハナコさん、見つけた」と三回言ってからもう一度引き出しを開けると、
中に女の子の生首が入っている。
【古城】
古城から戻ってきた後、自分の部屋で鏡に向かって
「マサギハナコさん、見付けた」
と三回唱え、目を閉じて開くのを二回繰り返す。
鏡に女の子の生首が映ったら、古城の呪いを連れ帰ってきている。
【学区】
日歳小学校の校門から入り、運動場、小運動場、プール前、体育館、飼育小屋を通って再び校門から出る。
家に帰り、自分の部屋で鏡に向かって
「マサギハナコさん見付けた」
と三回唱えて目を閉じて開くを二回繰り返す。
鏡の中に女の子の生首が映っていたら、その人は幽霊に呪われている。
※マサギハナコさんに呪われるのでなく、幽霊に呪われているとマサギハナコさんが見える。
六
【小学校】
職員室の隣にある備品室は、昔は宿直室だった。
ドアを入ると左右に棚がある狭い通路があって、その先に畳の部屋がある。
そのどこかの畳の下に女の子が埋められている。
【古城】
夜警当番用の詰所は、床の一部が剥がされて地面が見えている。
穴を覗き込むと、少し奥に落とし穴のようなものが掘ってあって、
穴の縁へ指で引っ掻いた跡のような細長い窪みが無数にある。
【学区】
公園の砂場に小学生くらいの子供がすっぽり入ってしまう大きさの穴がある。
縁の周りに、指で掻いたような細長い窪みが無数にある。
七
【小学校】
昔、五年生の女子が屋上から飛び降り自殺をした。
いじめのせいだと言われているが、本当は宿直の先生に首を絞めて殺され、校長先生がそれを隠すために
女の子の死体を屋上から落とした。
【古城】
数年前、この本丸の審神者が最上階から飛び降りて自殺した。
しかし本当は何者かに絞殺され、それを隠すために落とされた。
【学区】
昔、日歳小学校で女生徒が屋上から飛び降り自殺をしたと報じられた。
しかし本当は教員が絞殺し、それを隠そうとした校長が女生徒の死体を屋上から落とした。
日歳小学校学区はその女生徒に呪われている。
七の項目が校長の隠蔽工作の形のままであるのは、怪異の正しい形というのが『四人が正しい死体になっていること』なので、死体に至るまでの背景や過程などは関係ないため。
以下、各話の設定書。
一行目に、お題がお話にどう使われたのかが書いてあるよ。
>>145 千子村正/ドラゴンクエスト 村正君がマーニャやってくれた
「ぼくも幼馴染と廃城探検(DQ5)したい!したいしたいしたい!」
村正「仕方ありませんね(脱衣)」
「なにが……?」
村正「マーニャ(DQ4)コスデス」
「手ブラやめて……」
村正「さ、行きマショウ。天空の花婿様」
「やだー!!!ママー!!!!!!!!」
村正「ワタシがママになるんデス」
「村正はもうすこし俺を甘やかすのをやめてもいいんだよ」
このくだりドラクエわからん人には不親切だろうなって思ったけど、書きたかったので書きました。
ドラクエ内に脱衣する幼馴染みが出るシーンがあるってことではないです。ドラクエの関連ワードが多いからってことです。
>>152 加州清光/鏡 お話の通り
マサギハナコは校長が考えた偽名。教員に殺された一人の女生徒の名前だと匂わせることで、信憑性を持たせようとした。
校長が考えた噂は『放課後、職員室がある廊下の一番奥の鏡に向かって「マサギハナコさん、見つけた」と三回唱えると、青白い顔の女の子が背後に現れる』というもの。
呪われる云々は古城検証凸で後付けされたもので、最初はただ見えるだけだった生首が後付けによりそのような性質に変遷していった。
>>159 秋田藤四郎/鏡 この主従キマりすぎてて好き
鏡のやつは「呪われたら鏡に生首が写る」が怪異としての現象なので、呪いで死ぬとかはない。呪われたら生首が写る、という呪い。
ただ儀式怪談の怨の霊なので、そんなものを招き入れれば庭の花を毟り取られるなどする。
>>163 一期一振/ファンデーション 折れた石膏蔵の首に人間の肉色の粉をはたく変態
>「繰り返すことで恐怖は薄れて、好奇心だけが増えていくのです」
これは主のことを言っているし、自分のことも言っている。
>>176 加州清光/学校 まごうことなき学校のお話でしたね
お題がわかりやすく書けててえらいぞ
ド深夜の静まり返ったところの、誰も入れないような飼育小屋の中で自分たちの方に向かって真新しいボールが転がってくるの怖くない?
私は怖いです。
>>181 石切丸/うさぎ 幼稚園の前だからか知らんけど本物のうさぎを使わなくてえらいと思った
>そうやって欠けた五感の代わりに、まるきり関係のない音と映像が頭の中へ溢れた。
(ウサギの頭を戻したのは酔っ払いおじさんだが、途中で審神者も少し手伝ったせいで流れ弾が当たった)
>俺は真っ暗な部屋に居て、何か硬いものの上に仰向けになって天井を見ている。
(図工室)
>誰かが狂ったように叫び続けている。
(図工室で殺された女生徒)
>あるいは俺は部屋の隅に立って、一ヶ所だけ明るくなっている方を見ている。
(異界に招かれた者視点)
>作業台のような広い机に、早熟の夕日の色で灯るランプがあって、成人男性が俺へ背を向けて立っている。
(教員)
>叫んでいるのはそいつじゃない。
>たぶん女の子だけど、声がくぐもっているから、声変わり前の男の子のようにも聞こえる。
(途中で舌を噛んでしまわないように、口に布を噛ませていたので)
>あとは金属のけたたましく擦れる音がする。よく分からない音も。
>とにかく、聞こえる音の全てが耳障りだった。
(でしょうね)
>不安で、嫌悪感があって、この部屋を出て行きたいがどういうわけだか指の一本も動かせない。
(夢なので)
>やがて一際大きくおじさんの叫ぶ声が響き、ぼとんと机から何か落ちた。
(酔っ払いおじさん)
>また誰かが叫んでいる。
>仰向けの視界へ、頭の上からぬっと誰かが俺を見下ろした。
(首を切断させる台に寝転んだ時の視点。叫んでいたのは審神者。流れ弾レベルなので酔っ払いおじさんのように殺されるまではいかない)
>>206 五虎退/毛布 掲示板にかかってた
>呪殺相手は実家の隣のおうちのお兄ちゃん!
>昔からよく遊んでくれてたから、今回の遊びにもきっと付き合ってくれるはず。
>だってお兄ちゃん優しいもん。
>昔から実姉と喧嘩して落ち込んでたら俺に
>「でも◯◯ちゃん(俺の姉)は優しいから許してくれてるよ」って言ってたもん。
>お兄ちゃんも優しいから大丈夫。許してくれてるよ。
>実姉の一周忌で現世に戻ったついでに検証することにした。
隣のお兄ちゃんは審神者の姉のストーカーで、姉を殺害した。
過去エピソード内の喧嘩で落ち込んでいたのは隣のお兄ちゃんの方。
自分がなにをしたとしても審神者姉は優しいから自分のことを許してくれている。という主張。
ちょうど審神者姉が殺害されたときに帰宅した審神者に向けても、全く同じ発言をした。
>>211 浦島虎徹/迷子 地図みて
>穴の縁の溝が穴の中から子供が這い出そうともがいた跡にしか思えなくなった
>>223 前田藤四郎/放送室 分かりやすい
>>229 数珠丸恒次/古びたチラシ まとめて捨ててあったやつ
女の子は楽譜を演奏してしまったので死んだ
>>261 鯰尾藤四郎(極)/小学校 午前二時公園に望遠鏡を担いでいったやつ
いまあなた、"女の子"、見ましたよね???????
>>277 御手杵/入学式 今日からお前も日歳小学生(ファミリー)だ
最後のシーンで、すれ違った職員がドアを開ける音をさせずにドアを閉めたのが聞こえてくるのが思わせぶりでいいなって思いました