忍者ブログ
刀剣男士とオカルトと審神者10
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12595129
 っぃぇサマってゅぅのゎ。。。
 何年か前の寮組が、、、ぉぃてぃった、、、憑きモノの成れの果てのコト。。。
 その名ぉ、、、『牟金火鹿(むこのかじか)』とゅぅ。。。
 ムコ丸ゎ、、、人トヵ、、、食べるってゅぅ、、、ゃべぇャッ。。。主に頭を食べる。。。
 ムコ丸ぉ、、、ぉぃてった人も、、、食べられちゃって、、、ムコ丸に関する記憶を失った。。。
 もぉマヂムリ。。。っぃぇサマゃろ。。。
 一行目に、お題をどんな風に使ったか書いてあるよ。


>>298 平野藤四郎(極)/よつかど
 対江様の世界がいつもここからだから

 牟金火鹿は人間に自分の神域を通らせてあげる代わりに、その人間の頭を食べる。
 今回は顔(その人間と名前を結び付ける部分のこと)を食べたので、食べられた人間は元が誰だったか分からなくなってしまった。本人も、他の人も。
 ただ寮長のこんのすけはシステマチックに判断するので、顔が分からない候補生が行方不明の候補生だと結び付けられた。
 #6で出てきた、審神者やってる記憶があるけど新人だったし目が覚めたら重症でどうたらみたいな審神者とは別の人だよ。


>>305 秋田藤四郎/真ん中
 真ん中の道を進んだから

 牟金火鹿に頭を食べられると、どれか一つを失ってしまう。顔(物質的なことではない)を食べられれば、己が何者か分からなくなる。目を食べられれば、視力を失う。耳を食べられれば聴力を、舌は言葉を、そして寸を食べられれば、記憶の一部を失う。
 けれど寸を食べられても人間はそれに気付かない。
 忘れたことすら思い出せないから。

 この秋田藤四郎は、いつぞやの迷子の鶯丸君を案内してくれた秋田君。
 秋田君は寸を食べさせるために、たまに来る。


>>310 山姥切国広/正面
 正面の道を進んだから

 牟金火鹿は、食べた記憶を己の血肉に変える。
 この神域が政府施設の何処かに似ているのは、今まで食べた候補生の記憶が混じり合っているから。
 厳密に言えば、牟金火鹿は"ついえのはら"ではない。何人かの人間の寸を食べたことでその記憶が神域に反映され、"ついえのはら"というものが組み上げられていった。
 この通行料は、神域へ足を踏み入れた瞬間に支払われる。

> しかし倒れるより前に落下は止まった。
> 後ろから山姥切国広が腕を回して俺の体を支えてくれていた。
> 驚いて後ろを見れば、あちらも驚いた顔をしていて、
> それからきゅっと唇を真一文字に引き結んで俺を立たせた。

 国広は「>>310と自分は似てる」って思っていたので、>>310がくじけて膝をついてしまうのが嫌で、気付いたら全力ダッシュして助けてた。
 くじける>>310に自分の姿が重なって見えて、自分はまだ心折ってないからお前も折れるなとか、お前が折れたら本当に救いなんてないって俺まで思い知ってしまうとか、このじんせいがどれほど悲しいか自分も知っているからこそこんなところで膝をついたらいけないって感じた。
 ただ助けた時にはそういう自覚はまだなかったので、全然知らない相手のために限界超えるほど全力ダッシュして助けた自分にちょっとびっくりしてる。
 っていうシーンでした。


>>319 乱藤四郎/後ろの正面
 Аの後ろ(にいたВ)の(選んだ)正面はどこかな?^^
 というお話

 Вが神域に入った時点で通行料は支払われた。

>「それで、どれが正面なの。何故私たちはここに飛ばされたの」
>「そこまでは、分かんない……けど」

 忘れてしまったから分からない。
 Вの記憶は牟金火鹿の血肉となり、今まではなかった「正しい道の先には海がある」という項目が神域に組み込まれた。

 Аから見たВは、デリカシーの欠損した人間だった。
 一度読めば大抵のことは記憶出来る天才タイプで、審神者のことも座学・実技ともに優秀。気になったことは何でも調べるため知識も豊富で、勉学以外の雑学的なこともよく知っている。
 そして自分の持つ能力が、努力で才能を補おうとする人間にとってどれほど難しいことなのか理解していいない。
 Вに悪意はなかった。ただ、知らないだけだった。
 でもそれが免罪符になるのだろうか。
 自分が徹夜で何日もかけて必死に覚えた知識をほんの数時間で覚えられるからといって、徹夜した人間を否定するような発言をしてもいいのか。悪意がなければ、くだらない男に引っかかった挙句、無関係なこちらまで巻き込んで騒ぎを起こし、さして誠意のない謝罪で済ませることは良いのか。自分は他人に対して思慮に欠けた言動をとるくせに、自分が同じことをされたら大げさに騒いでさもこちらが悪いように周りを扇動することは。
 とはいえ、本当にВはわざとやっているわけではないのだ。
 だからВと関わることで苛立ちを覚えたり、Вの言動のいちいちが気に触っても、「相手は私に好意を持って接していて、悪気がない。それなのにこんなに苛立つのは、自分が狭量だからだろうか」と自己嫌悪を抱き、АはどんどんВに対しても自分に対しても嫌悪を募らせてしまった。
 それでもВと友達を続けていたのは、>>319と「三人で一緒に審神者になろう」って約束したから。
 今まで勉強ばっかりしてきてコミュニケーション能力がろくにない自分を見放さず、純粋に友達として好きでいてくれた>>319のことが大切だったから。
 >>319にはАが思う「友達らしいこと」をしてあげられていない(性格的な問題で)、だからせめて彼女との約束は絶対に守ろうって思った。
 АはВとの関わりを録音してデータとして残すようになった。
 客観的にВの言動を見、彼女のデリカシーの欠損は己が憤るに足る理由なのだと確認することで、嫌悪を抱いて心を疲弊させるばかりの無駄な時間を減少させることが出来た。
 どうせ卒業までの仲なのだ。
 審神者になれば殆ど会うこともない。
 忘れた頃に>>319の声がけで集まって、Вとお友達のふりをすればいい。

 ВはАの選んだ道が、正解の道である『正面の右側』になるように自分が選んだ道を言霊で「この道が正面だ」と定めた。
 >>319のところに送られてきた携帯の音楽ファイルは、正面の道を進んだВに何があったかが録音されたもの。
 録音したのはВではない。
 この話だけ対江の原が平仮名表記なのは、Вは正しい意味を知っていてその発音だったから。

 АはВに対して修復不可能な嫌悪を抱いていたが、それだけではなかった。
 政府職員がАに対して嫌味なことを言って、Вが本気で怒って職員に訂正を求めて食ってかかったこともあった。そのせいでВは審神者の先生に注意されたが、自分は間違ったことはしていないと曲げなかった。
 大切な友達をけなされて黙っていられないんだと。
 そういうこともあって、だから、嫌悪だけではなかった。それはほんの少しではあったが、嫌悪以外の感情もあった。

>「海だ」
>ごっそりと感情の抜け落ちた声からは、彼女がこの時なにを思ったのか読み取れなかった。
>一拍空いて、長い長いため息があって、それよりももっと長い沈黙があった。
>ひとつ、足音が再開する。


>>330 明石国行/帰路
 ↑で出てきたАの通った道から帰ってきたよってお話。
 АВの話から数年経った時点での"ついえのはら"なので、海以外の新要素も色々実装されている。
 ちなむとВが戻ってこれないのは、Вの通行料の中に「正解以外の道を選ぶと戻ってこれない」という記憶があったから。
 あとこの明石さんは新キャラです


>>349 源清麿/紫陽花
 作中のおまじないに使われていた紫陽花は、マリアージュ・トゥー・ゼニスって品種。
 1974年に猪野渕晃蔵氏により「月蝕」という品種が作られたが根腐れしやすいため栽培が難しく、あまり売れずに生産されなくなった。2001年にフランスの薔薇農家のフレデリク・ピアフ氏により月蝕の改良種であるマリアージュ・トゥー・ゼニスが作られた。
 月蝕は淡い黄色の装飾花の縁から中央にかけて深い青色のグラデーションがある品種で、土壌によっては淡い黄色+やや褪せた赤色になる。
 マリアージュ・トゥー・ゼニスは月蝕よりも青色が薄く、土壌によって花色が左右されない。2002年に猪野渕家に寄贈されたことで日本でもその存在を知られ、流通するようになった。
 花言葉は『無上の祝福』『夜空の下の再会』『受け継がれる愛』など。
 ちなみに月蝕の花言葉は『身代わり』。
 月蝕は受け継がれた。

Q.どうして審神者でもなんでもない人が鏡を埋めてたの?
A.「大切なもの」を差し出す必要があったから

Q.どうしてずっと昔に死んだ人が埋めたやつが出てきたの?
A.さぁ……(thinking face)
PR